アスベストって、結局何が危ないの?素朴な疑問に答えます!
「アスベスト」という言葉、ニュースなどで耳にする機会は多いけれど、「結局、何がどう危険なの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、皆さんのそんな疑問を解消すべく、アスベストについて分かりやすく解説していきます。
なぜアスベストが「危険」なの?
アスベストは、かつてその優れた耐熱性や強度、電気絶縁性などから、様々な製品に「便利だから」という理由で幅広く使われてきました。しかし、その最大の危険性は、目に見えないほど細い繊維状になっていること。もしこれが空気中に舞い上がり、吸い込んでしまうと、肺の奥深くにまで入り込んでしまうんです。
アスベストが引き起こす病気とは?
吸い込んだアスベスト繊維は、体の外に出ることなく肺の中に残り続け、長い年月をかけて(時には数十年後!)様々な深刻な病気を引き起こします。主な病気としては、以下のものが挙げられます。
- 肺がん: アスベスト繊維が肺に刺激を与え、がんを引き起こすことがあります。
- 石綿肺(せきめんはい): 肺が線維化して硬くなり、呼吸機能が低下する病気です。
- 悪性中皮腫(あくせいちゅうひしゅ): 肺を覆う胸膜や、お腹の中の臓器を覆う腹膜などにできる、非常に悪性度の高い腫瘍です。アスベストとの関連性が非常に強いことで知られています。
これらの病気は、潜伏期間が長いため、「昔アスベストに触れたかもしれない」という方は、定期的な健康チェックが非常に重要になります。
アスベストはどんなものに使われていたの?
アスベストが最も多く使われていたのは、やはり建築材料です。例えば、
- ビルの壁や天井の断熱材
- 住宅の屋根材や壁材
- 配管の保温材
など、私たちの身近な場所で活躍していました。また、自動車のブレーキライニングやガスケットといった、摩擦を伴う部品にもその特性から利用されていたんですよ。
もう使われていないの?もし見つかったらどうなる?
日本においては、健康被害が明らかになったことを受け、2006年にはアスベストの製造・使用が全面的に禁止されています。しかし、それ以前に建てられた建物には、まだアスベストが含まれている可能性があります。
そのため、古い建物を解体したり、大規模なリフォームをしたりする際には、必ず事前にアスベストの有無を調査することが義務付けられています。もしアスベストが見つかった場合は、以下のような対策が取られます。
- 専門業者が対応: アスベストの飛散を最小限に抑えるため、専門の知識と技術を持った業者が作業を行います。
- 厳重な除去・処理: 飛散しないよう慎重に取り除いたり、建物の中に安全に閉じ込めたりといった作業が行われます。作業員は、専用の防護服を着用し、吸入防止対策を徹底します。
- 適切な廃棄: 除去されたアスベストは、特別な施設で厳重に管理された上で処分されます。
古い建物に近づかなければ安心?
基本的には、アスベストが露出していなくて、飛散する可能性が低い場所であれば、日常生活で過度に心配する必要はありません。しかし、老朽化が進んだ建物や、現在まさに解体・改修工事が行われている現場の近くを通る際は、念のため注意しておくに越したことはないでしょう。もしご自宅や職場など、身近な場所でアスベストについて心配な点があれば、迷わず専門家や行政機関に相談することをおすすめします。
アスベスト問題は、過去から引き継がれた重要な課題であり、今後も安全な環境を維持するための継続的な取り組みが求められます。
この記事で、アスベストに対する皆さんの疑問が少しでも解消されたなら幸いです。もし他に気になることがあれば、いつでもご質問くださいね!
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